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不定期更新 某ロードの暇潰し。 其の壱
2011.02.21 Monday 02:10

我はカレイド…カレイド・ゾルドゥー・メフィストフェレス…
悠久の時にその生を刻み続ける吸血鬼の王…

既に生も日々も怠惰な塵芥同然、研いだ牙を突き立てるに値する標的も底をついた。
しかし、ただ不平不満を並べ立てるだけの無能に成り下がる等という無様な下等生物に身を窶すつもりは毛頭無い。
標的が必要ならば、作り出せばよいのだ。この牙を受け断末魔と共に死を享受するに値する、何かを。

そんな事を薄ぼんやりと考えていた矢先、気になる話を聞きつけた。
何でも、ある地域の人間どもがこぞって狩りにいそしんでいるという。
その数、既に400万。
それだけの大群でありながら、それは狩りであって戦争ではないとほざく。
400万もの人間を相手にしながら滅びず、だがしかし壊滅的な被害を辺り一帯に撒き散らす事もしない何者か。
久々に、血が疼く。その何かを白日の下に引きずり出し、曝し、暴き、血肉に飢えたこの牙を深々と突き立てる……

いつにも増して不安げな表情で見送るフールには何も告げず、私は一路その地を目指した。

山中の風景
その地は、豊かな自然に抱かれた山中の一角。湯量豊かな泉源を中心に発展した温泉街だ。
街中にはあちらこちらから湯気が立ち上り、湯治客らしき人間と街人らしき人間、そして明らかに重装備な人間―恐らくは狩りを行っているであろう者達―が行き交っていると聞く。
そのような中に入り込むのだから、こちらもそれなりの格好で邪魔するに限る。

幸い、山中を徒歩で移動しその街へ向かっていると思しき人間を見つけ、その装備をそっくり拝借する事に成功した。
一度着替えてしまえば、私はもう人間として行動せねばならない。飛べば一瞬で移動可能な距離を歩いていくというのは実に面倒な作業だが、致し方ない。

猫台車 そこへ、人語を喋る猫が奇妙な鳥類を従えて現れた。その鳥類は私よりも背が高く、惨めなまでに小さな翼を携え、後ろに木製の台車を引いていた。
実に幸運な事に、この猫は私の目的地のすぐ傍を通るという。誘われるがまま、私は台車に乗り込んだ。

雨 山の天気は変わりやすい。雲行きが怪しいと気付くが早いか、雨が降り出した。藁で編まれた傘の淵から、絶え間なく水滴が落ちるほどの大雨だ。視界は一気に悪くなり、雷鳴まで轟き始めた。

嵐の中に… 嫌に紅い光に、私は違和感を覚える―何か、居る。あの雷の中に。渦巻く黒雲の中に―

そちらに注視していたのが悪かった。
霧にけぶる道中に、青い光を見た―と気付いた時には、もう遅かった。

直後、台車は大きく揺れ私は台車から放り出された。受身を取ることには成功したものの、かなりのスピードではじき出された体は容易には減速せず、何かに背を打ち付けて漸く止まった。
何にぶつかったのかと見上げた私が見たのは、木でも岩でもなく、獣のようなものだった。
のようなもの、というのは、これまでに目にしたどのような獣とも違う、何か別のものだったが為に、このような表現と相成った。
恐らく、四足を有する獣。太く鋭い爪を備えた逞しい足、そして青い輝きを放つ尾……獣は私に気付いているのかいないのか、大きくしならせた尾で私の体を弾き飛ばした。
されるがままとなった私の体は崖下へと叩きつけられる――寸前、あの猫が駆けつけ私は台車の上へと落下した。

青い光 全速力で疾走する台車から後ろを見ると、青い光が天を据え睨んでいた。

到着したようだ 雨の向こうは、それまでの嵐が嘘のような晴天が広がっていた。既に日は傾き始め、暖かな色彩を投げかけている。
台車は次第に減速し、古ぼけた木の門の前で止まった。ここがどうやら目的地のようだ。

街の入り口 台車を見送り、私は門をくぐった。

街の全景

カレイド「ハンターに、私はなる」
海老「…ということで、次回からカレイドと某御方のドツキ漫才が始まります」
カレイド「……ん?」

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